- FXで得た利益が、どの程度税金がかかるのかわからないから不安。
- ふるさと納税に興味があるけど、FXとどのような連携ができるか分からない。
- 資産運用を効率化して、同時に節税できる方法があるなら、具体的な方法が知りたい。
FXで利益が出てくると、その分税金についても考えるようになりますよね。
さらに、ふるさと納税という節税手段があることを知っていても、FXの利益とどう関係するか難しくてわからないのが現状です。
FX取引で得た利益をうまく使うことでふるさと納税の控除額が増えるので、税金対策をしながらうまく資産運用ができるよ。
これは単なる知識ではなく、実際に多くのFXトレーダーがやっているんだ。
この記事では、FX取引で得た利益に対する税金の基本知識と、節税効果のあるふるさと納税と併用するメリットについて解説します。
この記事を読めば、FX利益を最大限に活かし、ふるさと納税の節税効果をうまく使うことで、将来に向けて安心できる資産運用できるはずです。
FXで利益を出すこと自体が難しいですが、利益を出すことでふるさと納税で節税できる効果も大きくなるので、ぜひFXとふるさと納税を併用してください。
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FXとふるさと納税の基本知識
ふるさと納税は、寄付者が自分の好きな地域に寄付することで、税金の控除を受ける制度です。
全国の自治体に対して寄付ができます。
FXとふるさと納税の関係を簡単に知りたい方は、こちらの動画で確認してください。
ふるさと納税とは?
ふるさと納税は、自分の選んだ地域に寄付をし、そのお礼として返礼品と税金の控除を受けることができる制度です。
所得に応じて、控除額が設定されます。
控除額はふるさと納税で支払ったすべての寄付額ではなく、2,000円は実費となります。
2,000円を除いた寄付額が控除額となります。
ふるさと納税の簡単な仕組みは次の図解の通りです。
ふるさと納税のやり方は次の通りです。
税金の控除は、「所得税」と「住民税」から控除されます。
寄付をすると、地域の特産品などの返礼品がもらえます。
寄付金は、地域貢献や地方創生に寄与するので、自治体の貴重な財源になります。
FXとは
FX(外国為替証拠金取引)は、異なる国の通貨を交換し、その為替レートの変動から利益を得る金融取引です。
為替レートの変動を利用して、安い(高い)通貨を買い(売り)、高い(安い)通貨を売る(買う)ことで収益を得ます
FXの特徴しては、レバレッジが上げられます。
レバレッジを使うことで、少ない資金で大きな取引が可能ですが、リスクも大きくなります。
実際にどれくらいの利益が出ているか、分からないと思います。
「実際にFXを運用している結果」を掲載しているこちらの記事を読んでみてください。
取引の結果、得られた利益は課税対象となり、雑所得として扱われます。
ふるさと納税とFXの共通点と違い
ふるさと納税とFXの共通点と違いをまとめました。
項目 | 共通点 | ふるさと納税だけ | FX |
---|---|---|---|
税金 | どちらも 税金に関連している | 寄付額の2,000円を超える額が所得税と住民税から控除 | 雑所得として課税 |
確定申告 | どちらも必要 | ワンストップ特例をしない場合、控除を受けるために必要 | FXの利益が 20万円以上なら必要 |
目的 | どちらも 自分を豊かにする | 地域貢献、地方の活性化 | 資産形成 |
リスク | 特に無し | 寄付して返礼品をもらうので、リスクはほぼない | レバレッジをかけて資産運用するため、損失が生じる可能性があるので、リスクは高い |
寄付も投資も、自らの意思で行いますが、リスクとリターンの受け取り方が大きく異なってきます。
特にFXはリターンもリスクも大きくなるので、注意が必要です。
ふるさと納税の控除限度額を知るには?
ふるさと納税の控除限度額を知るには2つの方法があります。
- 最寄りの市役所に聞く
- 最も確実な方法が、最寄りの市役所に聞く方法である。
昨年の所得から「ふるさと納税の限度額」が決定され、もっとも確実なデータを持っているのが、最寄りの市役所になる。 - シミュレーションなどを使って算出
- ふるさと納税で控除できる控除限度額の計算は次のようにします。
「控除限度額=(個人住民税所得割額×20%)÷(100%-住民税基本分10%-(所得税率×復興税率1.021))+負担額2,000円」
個人住民税所得割額とは、市町村民税と都道府県民税の所得割額の合計。
各ふるさと納税のサイトにあるシミュレーションを使うとざっくり、控除限度額(寄付上限額)を計算できます。
下記に例を示す。
給与が600万円で、夫婦と子供4人家族。
妻の配偶者控除無し、子供は2人とも0~15歳だと仮定する。
「ふるラボ」によるシミュレーション結果では、「77,000円」の寄付額となるので、控除限度額は2,000円を引いた75,000円が最大の控除額となる。
控除限度額の簡単なシミュレーションはあくまで目安だけど、すぐに限度額が確認ができるので大変便利だよ。
FXとふるさと納税を併用するメリットとデメリット
FXとふるさと納税を併用するメリットとデメリットを解説します。
FXの利益でふるさと納税の控除額を増やすと、税金対策と私生活の充実さを同時に取れそうだね。
FXで得た利益が与える影響
FXの利益は、ふるさと納税の控除上限額を増やすので、ぜひFXで利益を勝ち取ってください。
控除の上限額が増える
FXの利益は、雑所得として扱われ、総所得に加算されます。
総所得が増えると、結果としてふるさと納税の控除上限額も引き上がります。
控除上限額が上がれば、寄付金から2,000円を指し引いた額が大きくなるわ。
結果、控除上限が引き上がると、節税効果も高まる利点があるのよ。
FXで利益が出た場合、必ず確定申告はしてね。
FXの利益が出たのでそこに税金がかかってくるので、ぜひともふるさと納税で少しでも節税したいところです。
確定申告で利益を申告することで、翌年のふるさと納税の控除上限額が増えるので、節税効果も高まります。
ふるさと納税にFXによる損失が出た場合の影響はない
FXで損失が出てもふるさと納税の控除上限に影響しません。
損失は控除の計算に含まれず、利益がある場合のみ計算されます。
また、損失だけでなく、「含み益」や「含み損」の場合も「控除限度額」に影響はありません。
FXで損失は出すのはイヤだけど、ふるさと納税と併用するメリットはかなり高いと言えるね。
FXおよびふるさと納税の確定申告について
基本、FXで利益を出し続ける場合は、確定申告は必須です。
ふるさと納税については、確定申告が必要な場合もあれば、不要な場合もあります。
FXとふるさと納税のそれぞれの確定申告について解説します。
FXの確定申告
FXで利益を得た場合の確定申告方法です。
FXは基本「雑所得」に分類され、「一般口座」扱いになります。
- 特定口座:源泉徴収あり
- 確定申告は証券会社が計算をしてくれるので、基本は必要ありません。
ただし、FXにはありません。 - 特定口座:源泉徴収なし
- 1年間の売買損益を計算した「特定口座年間取引報告書」を証券会社が作成してくれます。
利益(株やFXなど)が20万円以上出た場合は、確定申告が必要です。
利益が20万円以下の給与所得者は確定申告は不要です。
20万円未満でも利益が出た時点で、住民税の申告は必要です。
確定申告をすると、ワンストップ特例は利用できません。
ただし、FXにはありません。 - 一般口座
- 1年間の売買損益の計算からする必要があるので、かなり上級者向きです。
利益(株やFXなど)が20万円以上出た場合は、確定申告が必要です。
ただし、利益が20万円以下の給与所得者は確定申告不要です。
20万円未満でも利益が出た時点で、住民税の申告は必要です。
確定申告をすると、ワンストップ特例は利用できません。 - 新NISA
- NISA(少額投資非課税制度)は、投資による利益が非課税となる制度です。
非課税なので、20万円以上利益があっても確定申告の必要がありません。 - FX
- FXで得た20万円以上の利益は課税対象となり、雑所得として扱われます。
特定口座はないので、利益が20万円を超えた場合は、確定申告をする必要があります。
確定申告をしないと、重い税加算がされるので、必ず利益が出た場合は確定申告をする必要があります。
FXは、利益が20万円以上を超えた場合、必ず確定申告が必要よ。
株のように「特定口座:源泉徴収あり」ができないので、少し大変ね。
ふるさと納税の確定申告
次にふるさと納税です。
ふるさと納税も控除を受けるのであれば、確定申告をする必要があります。
ふるさと納税の確定申告には2つの方法があります。
- ワンストップ特例制度
- ワンストップ特例制度は、ふるさと納税者が確定申告なしで控除を受けられる制度である。
ワンストップ特例制度を利用することで、申告手続きが簡単になる。
ただし、寄付先が5つまでと制限がある。
オンラインで申請ができるので、かなり簡単である。
確定申告をすると、ワンストップ特例制度が使えないので、注意が必要となる。 - 確定申告
- FXの利益が出た時と同じように確定申告ができる。
ふるさと納税をした地域が6つ以上の場合、ふるさと納税以外に確定申告をする場合は、ふるさと納税についても自分で確定申告する必要がある。
確定申告をすることで、ふるさと納税の寄付金の一部が所得税と住民税から控除されます。
節税のためにも必ず、確定申告をしてください。
まとめ:FXとふるさと納税の併用をうまく活用しよう
FXでうまく利益を出すことで、ふるさと納税の控除限度額が増えるので、うまく併用して節税してください。
FXの税金の計算は「特定口座:源泉徴収アリ」ができないので、確定申告をやる必要があります。
FXと併用する場合、ふるさと納税の「ワンストップ特例制度」が使えない場合が多いです。
ふるさと納税でお米や日用品を返礼品でもらいながら、節税もしていくと、資産形成していく上でかなり有利になるはずです。
ふるさと納税は2,000円を除く寄付金が、所得税と住民税の控除になるお得な方法です。
その上、食品や日用品などの返礼品がもらえるので、さらにお得です。
ぜひ、みなさんもFXとふるさと納税の両方をやってみてください。
FXをはじめたい人は、「人気ランキングFX口座」が解説されているこちらの記事を読んでみてください。
良く聞かれる質問3選
ここでは、4つの質問について回答します。